盛岡コメット混声合唱団第55回定期演奏会 2019.6.22

心温まるすばらしいコンサートであった。何よりも合唱団としてのまとまりの良さ! ひとつのことに全団員が気持ちを揃えて打ち込む姿に心を打たれた。雫石環さんが挨拶文で「今までのコメットらしい情感の豊かさを失わずにこれからのコメットを築くには何をすれば良いだろうと考えた」と書いておられたが、こうした思いをステージに立った全ての人が共有し、勇気とか決意と言ったらいいだろうか、コンサートに挑むそうした気持ちが結集していた。こうした気分が客席にストレートに伝わり、ステージ毎に惜しみない拍手が贈られていた。(もちろん私も大拍手!)

広い年齢層に渡って新メンバー(あるいは復帰メンバー)が加わっていたようで、このように雰囲気の良い合唱団なればこそであろう。音の充実感も高まっていたと思う。

「心象スケッチ」は自分が中学生か高校生のころ聴いているが、それこそ「コメットの情感」が記憶から蘇るよう。髙田作品の響きの透徹感は時々聴く側の人間性を問われるようで正直恐ろしくも感じられるのだが、そうした良い意味での「恐ろしさ」さえも伝わってくる秀演。

ほかには自分が知っている曲そうでない曲が半々といった中、多声の絡みやハーモニーの移ろいを発声上どのように持っていくかに大きな関心を持ちながら聴いた。高まりに向かうときの凝縮された響きは私が感じてきたところのコメットサウンドであり、歌詞カードを見ずとも概ねの言葉が聞き取れるのもコメットならではの歌。全部の音が聞こえてしまう県民会館をずっとコンサート会場にしてきた伝統も当然演奏に影響しているのであろう。聴き終えてみるとステージは最後の「木とともに 人とともに」向かっていたように思えた。「生きる」は合唱団コメットの現在そのもののように届いてきた。

上っ面でなく心の深いところでひとつになることのすばらしさをみせてくれたコンサート。羨ましい限りであるが、自分がやっている合唱でもそういうことをぜひ実現したいと強く思った。ご招待いただいたことに感謝するばかり。聴くことができて本当に良かった。

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